今季のテーマはアタラクシア、心の安心安全の場所。
自分の中にある、それがあるだけで安心する、毛布のような存在にフォーカスしました。
今回のHOUGAの国の物語の主人公は男の子で、とても優しくて真面目で、でもどこか他とちょっと違う。悪気はないのに上手くいかなくてどうしたらいいか分からなくなることも。
“thorny”とは棘の多い、厄介なという意味です。
棘だらけで、美しく咲くバラは主人公に重なり、静かに寄り添って分かり合える仲間のような存在に感じました。
バラに守られているときは大丈夫、と無敵になった気分。
そんなバラを手書きでたくさん繋げてつくったストライプのオリジナルの柄は、京都の工場で加工しています。
箔プリントと、熱を加えて収縮させるシュリンク加工。
シュリンク加工はプリント加工技術を使ってオリジナルのフクレ(凹凸柄)を造る新しい加工方法で、立体的な表面感が作れます。
箔でキラキラのバラ柄、どこか安心感があるポコポコの表面感が、他にはない贅沢なオリジナルの生地。 たっぷり使ってブルゾンとドレスを作りました。
軽く、凹凸感のある不思議な生地を纏うと包まれたような安心感。
よく見るとバラの中にHOUGAのアルファベットが隠されているので、是非探してみてください。